映画「ジョイ」の中で、主人公を演じるジェニファーローレンスさんがバッサリヘアカットします。
アメリカの女性発明家ジョイ・マンガーノの半生を描いた伝記映画です。
彼女は、二人の子供を育てるシングルマザー。
彼女の母親も一緒に暮らしているが、母親は少しおかしな人で、生活に協力してくれない。
そんな家族を守るため一人働くジョイだったが、豊かな暮らしとは程遠い日々を送っていた。
ある日、家で割れたガラスの掃除をしていたところ、モップを絞って手を怪我します。
小さい頃から、アイディアを生み出し形にする才能を持っていた彼女は、そこで閃きました。
手を使わずに絞れるモップを作れないか。
お金のなかった彼女は、父親のお金持ちの恋人に、自分に投資してくれないかと頼みます。
なんとか投資の約束を交わして、結果、アイディアは実現し彼女の発明品は形を得るのですが、これがなかなか売れなく、苦労をします。
周りからは売れないと言われますが、自分の発明品の可能性を信じる彼女は一人邁進します。
通販番組への出演を勝ち取った彼女は、自ら番組に出演し自分の発明品をアピールします。
すると、テレビの向こう側のママ達の共感を呼び、あっという間に多くの注文が入りました。
これに喜ぶジョイと家族達、早速増産の手配をするのですが…。
ここからまだ彼女の苦難が続きます。
増産を頼んだ工場が、彼女の発明を盗み、自社のものにしようとします。
家族も、投資をしてくれた父親の恋人も、もう誰も助けてくれません。
度重なる裏切りにあい、どん底に落とされた彼女がとった行動が、ヘアカットでした。
薄暗い洗面台で一人、鏡に向かい自らのロングヘアにハサミを入れます。
ザクザク髪を切りボブヘアになった彼女の眼差しには、強い覚悟が現れます。
そこからの彼女は、まりで「女スパイ」のような行動に出ます。
黒いレザーのジャケットと、ゆるいウェーブの金髪のボブヘアが絶妙に似合っていて、最上級にカッコいいです。
自分を裏切った相手を脅し、自ら力ずくで勝利を勝ち取ります。
雪の降る中、すがすがしい表情浮かべる彼女が印象的です。