私の友達はサッパリした性格で、女性の私が見ても憧れるようなかっこいい性格の持ち主です。性格は顔に表れるという言葉もあるように、顔つきも中性的です。中学の頃は女子からよくモテていました。本日はそんな彼女のお話をしたいなと思います。
彼女とは小学校からの付き合いです。そんな彼女のチャームポイントといえば腰まである長い黒髪。手入れもしっかりされて、真っ直ぐ綺麗なその髪がとてもよく似合っていました。
高校を卒業し、社会人になってから久しぶりに彼女とは会おうということになりました。仲良かったとはいえ、しばらく会っていなかったので、ワクワクとすこしの緊張を抱いていたのを覚えています。
待ち合わせの時間、そこに現れたのは黒髪ロングの彼女ではなく、ベリーベリーショートに刈り上げの彼女でした。彼女＝黒髪ロングだったので、最初は「誰？！」と驚きましたが、すこし変化に慣れてくるとそれはそれはとてもお似合いなヘアスタイルでした。
彼女に会って「どんな心境でロングヘアから刈り上げヘアになったの？」と聞くと「特に理由はない」と驚きの返事でした。あんなに何年も大事に育てていた髪の毛をバッサリ理由もなくカットできる彼女に驚きましたが、サッパリ性格なので特に未練や思い入れも少なく、新しい髪型に挑戦したのだなとスッと受け入れることが出来ました。彼女は海外の歌手“アヴリル・ラヴィーン”が好きなので、同じようなヘアスタイルに憧れていたのかもしれません。
ガラッとイメチェンした彼女は「とにかく髪の毛がすぐ乾いて最高！もう抜け出せない」と満足していました。黒髪ロングだった頃の彼女の洗髪はとにかく大変そうでした。腰まであるので洗うのも大変でシャンプーの消費量も早かったとか。夏場も涼しいし、汗疹にもならないし、「こんなに快適だったとは！」と言葉に熱がこもっていました。
私は彼女の黒髪ロングがとても好きでしたが、ベリーショートで刈り上げの彼女もかっこよくて素敵だなと思いました。なかには「女性らしくない」という人も居たようですが、誰かの評価を気にせずに、自分のやりたい髪型を選択した彼女はやっぱりかっこいいなと思っていますし、相変わらず私の憧れの存在です。
