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ローマの休日 ローマに映える、ショートカット

ローマの休日 ローマに映える、ショートカット

ローマの休日という映画で、オードリー・ヘップバーン演じるアン王女がロングヘアをバッサリと切り、ショートカットになるシーンが印象的でした。訪問先のイタリアで、お忍びで街を見て回る展開の中で、王女は長く美しい髪を切ります。ロングヘアのヘップバーンは気品溢れ、とても美しいのですが、ショートになっても上品さはそのままに、可憐さが加わってさらに魅力的になりました。私は彼女のこのショートカットがとても好きで、憧れでもあります。また、王女という立場上、自由に振る舞えないという制約から解き放たれる姿を象徴的に表現していて、素晴らしいと思います。髪を切ることをきっかけに、自らいろんなことを経験して楽しむアン王女は、とても可愛らしいです。その分、最後には元の王女に戻るというシーンが、切なくもなります。けれどこの先髪が伸びても、ひとときの体験を忘れることはないのだろうな、とも思わせてくれます。女性の斬新なイメチェンを、人物の心情と合わせて見事に演出して成功させている作品だと思います。

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