私は小さい頃から母親に男の子のように育てられてきました。髪は短く短パンをはいて、グレーや黒の洋服を着ている写真がとても多かったです。
幼稚園ぐらいの時に可愛らしいリボンの髪飾りをつけようとしたら「へん！そんなのやめなさい」って言われたのを今でも覚えています。
とても悲しい思い出だなとおもいます。
そしてスカートなどをはくことに罪悪感をかんじて、大きくなっても女性らしい洋服を着ることにとても違和感を感じていたんです。
そんなある日、ある方から「あなたはあなたが好きなものを着ていい。髪が長いのも似合うだろうし、ロングストレートだってはいたらいいのよ」と言ってもらいました。
私はなぜかとても涙があふれて、とても嬉しかったのを覚えいます。
カウンセラーの方とかではないのですが、精神的に相談をしていた近所の元先生の女性でした。
母親のことなどは話していないのですが、雰囲気でわかったのかもしれませんね。
私はその足ですぐにデパートに行きました。いつもは素通りしてしまうようなかわいらしい洋服屋さんの前でとまり思い切って洋服を見ることにしたんです。
私にとってはそれもすごく勇気のいることでした。
そして店員さんと話して４着のロングストレートを購入しました。こんなにわくわくしたお買い物ははじめてでした。
くるぶしまであるスカートで、歩くたびにドラマチックに揺れるかんじがとってもとっても心地よかったです。本当に歩いているだけで幸せでした。
それに合わせてトップスもぶかぶかしたものを着ていたのですが、体のラインが見えるピッタリとしたものにしました。
そして苦手だと思ってほとんどしていなかったメイクもはじめました。これもすんごく楽しかったです。
どんどん綺麗になっていく自分を鏡でみるのが本当に楽しかったですね。
それを同時に短かった髪も伸ばすことにしました。変わろう！イメチェンしよう！と決めてからやっているのでかれこれ１年ぐらいですね。
今は肩よりも少し伸びたぐらいなので、まだまだですが、このまま腰のあたりまで伸ばしていこうとおもっています。
数年かかるかもしれませんが、丁寧に伸ばしていきたいです。
最近はすっかりロングストレートにも慣れて周りから「女性らしい」「綺麗になったね」「恋しているの？」なんて言われるようになりました。
あぁ、私って女性らしくいていいんだ！って思っています。これからｈ恋したいですね！思い切り女性であることを楽しんでいきたいとおもっています。
