私は生まれてから23年ほどずっとショートカットで生きていました。
それまでの自分はコンプレックスの丸顔の輪郭を隠したいという思いが強かったです。
それにショートだとカットによって雰囲気を変えれることも楽しみの一つでしたし、
服装もメンズライクなものが好きでした。
美容師さんもショートのカットは腕がなるらしく、
いつも毛先を細かくミリ単位で調整してくれていたのも嬉しかったです。
しかし、年齢を重ねるにつれて20代にしか出来ないことをやりたいと思うようになり、
そこで第一に思いついたのが髪を伸ばすことでした。20代のうちは髪の毛に潤いとツヤがあり、
ヘアーアレンジやヘアーカラーも自由に楽しめると思いました。
やはり、40代や50代になれば年齢に勝てない部分も出てきます。
そして髪を伸ばそうと決意しましたが、半年ぐらいは苦痛で仕方なかったです。
中途半端に伸びた髪の毛が邪魔ですし、肩に掛かるぐらいだと肩に沿って癖っ毛が出てきたり、
慣れないことだらけでした。
しかしそんな中でも髪を伸ばすというモチベーションを保てたのは「新しい自分に会ってみたい」という気持ちが大きかったからだと思います。
そこから、髪を結べる長さになった時は嬉しくて毎日髪を結ぶのが楽しかったです。
長さはないものの、髪を結ぶことでグッと印象が変わり、周りからも「全然雰囲気違うね!」と言われることが嬉しかったです。
今ではセミロングになり、髪を巻いたり結んだりなんでもヘアアレンジができる長さになりました。
ショートの私しか知らなかった友達からは「誰か分からない」と言われるほどです。
ショートの時は自分には少しボーイッシュなイメージがあったと思いますが、
髪を伸ばすと綺麗になったねと言われることもあり、服の系統も今まで気なかったような女性的なものも着るようになりました。
髪の毛のケアは大変になりましたが、頑張って伸ばして良かったと心から思っています。
もしロングに飽きる時がくればショートにして、ショートの良さを再発見したいと思います。