ロングヘアーからベリーショートにした時の失敗談です。
私はもともとかなりの剛毛です。
硬い、太い、多い、うねってる、剛毛の条件は全て揃っていると言っても過言ではありません。
ですから中学・高校と運動部に所属していたこともあり、学生時代はほぼベリーショートで過ごしていました。
体育会系女子の典型的な髪型ですね。
でも大学生になるとそんなに頻繁に美容室に行くお金も無く、ってことで多分人生で初めて髪の毛を肩よりも長く伸ばしたんです。
すると髪の毛をまとめた方がずっと楽だということに気が付きました。
毎朝起きてからわざわざシャンプーしたりしなくても済むので本当に楽ちん。
しかも髪の毛をまとめてしまえばこの剛毛もさほど目立ちません。
編み込んだりまとめてアップにしたりと意外とおしゃれ感も演出できたりするので、そのことに気が付いてからはもうずっとロングヘアーで通していました。
でも、何年も同じ髪型だとさすがに飽きてきます。
なので行きつけの美容師さんに相談してボブくらいまで切ったこともあったのですが、髪の毛がまとまらずに爆発状態となってしまうので、髪の毛をまとめれる・しばることができる長さ以上には短くしないようにしていました。
でも、何年かに1度なぜか髪の毛をショートにしたくなるんです。
ショートの発作みたいなもんです。
でも、美容師さんとしてはショートどころかボブでも私が手におえなくなることを長年の付き合いで知っているので、私の発作が起きると「でも苦労するのは自分ですよ」という的確な言葉で私の発作を抑えていてくれたんです。
結構前になりますが、女優の中谷美紀さんがかなりのベリーショートにしたことがありました。
それを見て「大人の女って感じですごくカッコイイ!」と、また私のベリーショート熱に火が付いてしまったんです。
そう思うと仕事中でも何をしていても頭の中は髪を切りたい!ベリーショートにしたい気持ちでいっぱいになってしまって、当時の私には失敗なんて可能性微塵も考えらずにいたんです。
私もああなる(はず)!中谷美紀になれる(はず)!でも、行きつけの美容師さんでは何だかんだ言って絶対にショートにしてくれないであろうことは予想できました。
だから友人が通っている美容師さんを紹介してもらいそこでカットすることにしたんです。
その美容師さんは私の希望に対し全くダメ出ししませんでした。
何だ、できるんじゃん、どうしてあの美容師さんあんなに反対ばっかしてたのかな、なんて思いながら、会話も楽しくはずみカットは進みましたが、中盤に差し掛かかったあたりで何だか少し様子が怪しくなってきました。
私のサイドの髪の毛ってちょっと盛り上がって生えるクセがあるんです。
そのクセ、うねりを調整しようとしてか髪の毛はどんどん短く・・・、どんどんどんどん短くなっていきました。
そして仕上がりが近づくにつて、私は大きな後悔の念に襲われていました。
サイドはすっかり虎刈り状態。
トップに至ってはまるでなすびのヘタのようになっていたのです。
私の落胆に気付いた美容師さんは取り繕うようにテンションを上げてきましたが、もう私にはそれに応じるメンタルは残っていませんでした。
そのまま誰にも会わないようにと逃げるように家へと帰りました。
家に着いて鏡を見ながら、何てことをしてしまったんだ!どうして失敗の可能性を微塵も疑わずにいたんだ!ちょっと考えればこの髪質でこうなることは分かっていたはず!ってか、そもそもが中谷美紀と全然違うから!全っ然違うから自分!!いつもにも増してベリーショートの激しい発作に襲われた私は完全に冷静な判断力を見失っていたのです。
翌日、会社へ行く時の憂鬱さったらありません、本気で休もうかと思いました。
でも百貨店勤めの私はシフト制での勤務なので、休むと職場の人に大きな迷惑をかけてしまいます。
今日、休んだところで明日になったら髪の毛が元に戻っているわけでもなし、休んだ分、明日もっと苦しくなるだけです。
自分のマックスの勇気を奮い立たせて出勤しました。
みんなびっくりしていましたよ。
上司なんか「どうしたんだ?何かあったのか?」って気遣ってきましたよ。
仲の良い同僚は引き気味に「ずいぶんと思い切ったねえ・・・、でもいいんじゃない?イメチェンも・・・」ってフォローしてくれましたよ。
社食でご飯食べていると、他の売り場の全く話したことない人からも「髪切ったんですね」なんてわざわざ確認されましたよ。
いっそ帽子やヘルメットとか何か被り物のある仕事していたらよかったなあ、とその時は心の底から思いました。
学生の時以来のショートヘアにして、良かった点はシャンプーがとても楽だったことくらい。
寝癖がひどく直らないので面倒でしたがずっと朝シャンしていました。
とにかくある程度まで髪の毛が伸びてまとめる、しばることができるまでの半年くらいの間が本当に大変でした。
その後、まる2年は髪の毛は切らず、今は馴染みの美容師さんの言う事を守ってセミロングくらいにしています。