髪型によるイメチェンというより、ヒロイン・ソフィが物語のはじめにおばあちゃんになってしまうので、最早人が変わってしまった部分もあると思いますが、カラーでいえば黒髪からシルバーになりますよね。
見た目が変わりすぎて髪の毛以外も気になりますが、ヘアスタイルに注目していうのであれば終盤に、火の悪魔のカルシファーがソフィに取引をするシーンを語るしかないです。
髪型が変わる経緯をご存知な方も多いと思いますがお伝えすると以下です。
声も特徴的で可愛いカルシファーが最後に力を出す際にソフィに「体の一部をくれ」旨の発言します。
実際には「ソフィの何か」と言いますが、それでも簡単にあげられるものではないのに・・・「目とか」と、具体的なパーツを口にしてきます。
対してソフィは冷静に「これは?」と髪の毛で代用できるか返すのだから「なるほど!」と思いました。
結果、おさげにするくらい長かったソフィの髪が肩くらいまでの長さまで短くなってしまいます。
女性にとって髪の毛って結構大事だと思いますが、即差し出す決断力がカッコよかったです。
自分で断髪するわけでもなく、カルシファーがもぐもぐ食べていく衝撃的なカット方法でしたが。
脱線しますが、他の作品のジブリヒロインもボブくらいの長さの子が多い気がしますよね。
ストーリー序盤の髪の色、長さからするとかなり雰囲気が変わりましたが、最後のエンディングにハウルと動く城のテラス?部分で2人並んでいるシーンを見るとハウルの髪の色と対照的で映えて素敵です。
風をうけながら動く城で移動していく際に短くなっている髪とお気に入りの帽子をかぶっている2ショットが印象的でした。
トレードマークの帽子も似合う素敵な髪型にイメチェンしましたね。
物語の展開に合わせて髪型を含め見た目が変わっていくので変化があった箇所を探すというか、間違い探しをしているようで楽しい作品でした。
髪を短くする(結果として短くなってしまっただけかもしれませんが)決意の表れのような感じがするので、ストーリー展開的にも決定的になったように思いました。