最後にバッサリと髪を切ってショートにした、主人公・みきの晴れ晴れとした表情が爽やかでした。
ロングも似合ってステキでしたが、ショートカットがかえってより女性らしい美しさをかもし出していたように感じます。
みきの前向きな、これからも自然体であり続けようとする心が表れていましたね。
みきは、性別は男性ですが、女性の心を持った人。
そして、好きになるのは女性。
外見を女性のようにして会社にも行っていて、社内ではきちんとそれを認められていて周りの理解も得ています。
志尊淳さんが、かわいらしくも心の強い、自分をしっかり持ったみきを魅力的に演じていてすばらしかったです。
見た目も心も、本当にキレイなみきが、回を追うごとにいとおしくなりました。
みきに、理解を示す人もいれば、あからさまに嫌悪や自分勝手なな好奇心を向ける人もいます。
元同級生の後藤との微妙な関係や、みきの家族に対する葛藤も描かれ、コミカルな中にも、考えされられる内容でした。
仕事も頑張っているみきは、お洒落が大好きで本当にキレイで、かわいい女の子に見えました。
仕事の関係先で、男性だからと偏見の目で見られたりもしますが、みきは負けません。
時には、怒りを表すことにもなりますが、当たり前ですよね。
それすらも本当に美しくて、十分女性として堂々としていられるのも当然と思えました。
そんなふうになれるまでに、色々な悩みや苦しみを経験してきただろうし、それはこれからもあることでしょう。
周りと理解しあって、自分を大切に生きていくみきを応援したくなります。
自分らしくあろうとする人に対して、誤解や偏見の目を向けることがどんなに傷つくのか、改めて考えました。
たとえ、普通と違っていてもいい。
その普通とは、人それぞれなんだ、ということが当たり前になって誰もが生きやすい世の中になればいいですね。
そんなことを思わせる、見ごたえあるドラマでした。
あんなに一生懸命、まっすぐに生きているみきを、誰も否定はできないと思います。